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英国車 バイクに付けたボイヤー電子点火のトラブル解決
英国車バイク、トライアンフやBSAのツインに取り付けたボイヤー製、電子点火装置がトラブルを起こした際、これを解決する手順の情報サイトです。
トライアンフのボイヤーキットのトラブル解決手順。
- この電子点火装置の取り付けは比較的簡単ですが、多くの取り付けトラブルは、英文のマニュアルであることから
- 配線接続の間違え
- 点火時期のセット不適
- 電装部品の不良
などで性能を十分に発揮できていないことがあります。
*参考:BOYERのCDIセットは海外のショップからカードで簡単に購入できます。
ボイヤー故障現象
経験上、トライアンフT120、TR6を例としてそのトラブルのチェック、セッティング・・について説明しますので、英国車のトライアンフ、BSA、ボイヤーの電子点火に変更するときはご参考にしてください。
- プラグ イグニッション火花がでない。
- バッテリー充電量不足
- まず、点検前提として、前照灯スイッチを入れ、1分間、照明が十分明るいか
- スイッチをいれ配線に電気が流れても、バルブがぼんやりしか点灯しない・・・配線が問題なければバルブは輝いて点灯する。
- ヒューズが切れ
- ヒューズを30A(あるいは電装の消費電力に対応できるもの)に交換する。
- 配線不良
- スイッチをいれ配線に電気が流れても、バルブがぼんやりしか点灯しない・・・配線が問題なければバルブは輝いて点灯する。
- 配線の問題ある箇所を取り続し、交換する。
- 最終的な手段としては関係ある配線エリアを交換する。
- コイルユニットに電源が来ていない
- コイルユニットに電源が来ているか、キルスイッチ、イグニッション配線系をバルブかボルトメーターでチェックする。
- フレームと点火系に行っている配線間に、Testerかテスト用21wのValveで作ったテストランプでチェック。点灯すればOK、点灯しない場合はヒューズホルダーかハンドルバースイッチ系、どこか接続が悪いと思われるので配線さらにチェックして行く必要がある。
配線点検
上記のバッテリーとヒューズのトラブルは簡単に直せると思います。配線はやや難しい点もありますので順を追ってチェックしていきます。
- アースグランド
- バッテリーから確実にフレームに接続しているか。
- 点火系配線
まず、以下の2点をチェックしておきます。- コイルに12Vの電源がきているか。
- 「点検用21Wバルブ」はボルトメーターとおなじように有効に使用できるので一つ作っておくと重宝し、便利です。
ボイヤーユニット用電源
- ほとんどのユニットは点火コイルが正常な点火順序であればスイッチをON、OFFでスパークを発生します。もし、一つあるいは両方ノースパークであれば、コイル不良です。
- 2シリンダーの場合、このとき、1つのコイルコードを抜きそしてスイッチON、OFFしてスパークをチェックします。
- 点火系の高圧コード間違い、1つのしていると、連鎖的に他のコイルもスパークしないでしょう。
- LUCASコイルはターミナル部分をつよくしめす造ると内部のコイル線がショートしたり、クラッシュします。この場合はコイルが加熱します。
- MICRO‐MK?,MICRO-DIGTALそしてMICRO-POWERユニットスイッチが切られているときは、ユニットは作動しません。
- 点火系の作業をする場合は点火系のスイッチを切って行わなければなりません。
- スイッチON OFFでのスパーク (しかしキックなどでクランクしない)イグニッションボックスからステーターに行っている配線を続します。
スイッチON/OFF
- 二本の線を離したり、くっつけたり、こうすることによりスパークプラグが火花は発生すれば正常です。スパークが出ないようであればイグニッションボックスが不良です。
- BoyerCDI取り付け位置でローターマグネットが二つの孔の部分で回っていることをチェックします。
- 英国製バイクであればもし、必要ならテーパー上の軸をわずかにまわすことができます。
- 200rpm以下では火花は発生しません。
取り付けたボイヤーキットの故障
ボイヤーステータープレートのチェック
- コイルやユニット周りすべてを目で確かめ、配線緩み、部品破損はないか点検します。ローターは配線の半田付けが緩くないか。
- ピックアップコイルは計器で抵抗値、ワイヤー、ターミナルも同様にチェックします。
- ピックアップコイルの数値が違うようであれば巻き線が破損しています。
取付けるボイヤーローターのチェック
- マグネットはローターの裏側に取り付けられています。
- 白いマーキングスポットが付けられています。マグネットの寸法はほぼ同じ長さです。
プラグからスパークが出ない。
- キックしても火花が出ない
- ステーターに行っている配線色を間違がっていないかチェックする。
- 配線接続は同じ色のもので接続されているか確認します。
- 間違えると50度以上点火時期が狂ってしまいます。
プラグキャップはおおよそ5000オームです。
- 点火タイミングが合っていれば、カムシャフトの角度はクランクシャフトの半分と言うことを忘れないでください。
- 重要:(トライアンフ650の場合はフルアドバンスタイミングにセットにすると、クランクシャフトのタイミングは38度で、カムシャフ側では19度に設定しなければなりません。)
トライアンフ側の電装をチェック
クランクしなくともスパークする。
- 非常に低い数値の不良コイル、この場合、非常に高い電流と高い電圧が配線に流れる。
- 点火ユニットに連続して切れたり、入ったりスパークが流れることがあります。
- キックバックとアイドリング時の高回転
- スイッチ不良、接続不良でショートなどで振動時ON、OFFする。
プラグキャップの不良。
- ユニットによりエンジンの回転に応じてより適切な進角したスパークが発生します
- コンピューターチップとレジスターがスパークプラグにより、エンジンの回転に適した常に最も良い位置にセットされます。
トライアンフ合うボイヤーキット用コイル
- コイルの合計数値は重要な事柄です。
- 2気筒エンジンは合計37オームがベスト作動です。
- もし3オーム以下だと過大電流が流れ、ユニットにダメージを与えます。
- 高い数値だとスパークが弱く、6Vコイル1.6から2オームです。
- これにより合計抵抗値は良好なパフォーマンスを得ることができます。
- 12Vコイルは3.5〜4.0オーム測定されます。
- 2つのコイルに7オームを超える。
- 通常のストリートマシンにはトラブルを起こしません。ハイコンプレッションやレーシングマシンは6Vが必要です。
- 推奨できるのは2つの6VのPVLコイルを使用がもっとも妥当なパフォーマンスが得られます。
旧式ボイヤーユニットについて(参考)
- 何年もボイヤーユニットはアナログ式のものがベースになっていた。
- このことはピックアップコイル内のマグネットローターはエンジンの回転によって、電圧が上がったり、下げたりしていた。
- 旧型CDIのように直接的にはエンジンの回転に連動していない)
- 電圧にしたがってスパークはこの進角を進めたり、遅らせたりしていた。
最近のこのシステムは旧型より、より良く進角作動するように改善されたBOYERはデジタル式キットとして販売されたものです。